【報告】 第295回 ねりやくステップアップ研修会
(社保・生涯教育委員会 提供)
JPALSコード:13-2019-0015-101
日本薬剤師研修センター:1単位
日時:平成31年4月16日(火)19:30~
場所:練馬区立・区民産業プラザ(練馬駅北口複合施設 Coconeri内)研修室1
演題:『小児期・周産期における薬物治療のポイント』
演者:明治薬科大学 教授 小児医薬品評価学研究室 石川 洋一 先生
参加者:97名(会員55名・非会員32名・実習生10名)
平成31年度、最初のねりやくステップアップ研修会は
「小児期・周産期における薬物治療のポイント」
という演題で
明治薬科大学 教授 小児医薬品評価学研究室
石川 洋一 先生
にご講演賜りました。
講演では「小児と薬物療法」「妊婦と薬物療法」「授乳婦と薬物療法」という大きく3つのテーマから
・現状の小児医療とこれから
・小児の発達と成長
・小児の薬物動態の特徴
・インフォームド・アセント
・妊婦における薬剤使用の基本的な考え方
・妊娠と薬物療法
・胎児を守る重要性
・医薬品各論
・妊婦・授乳婦と予防接種
・授乳婦の薬剤使用
・母乳のメリット
・母乳移行の程度を示す指標
・薬剤師が小児期・周産期の知識を高めるためには
これらの詳細について、これまでの先生の臨床でのご経験をふまえて詳しく解説をいただきました。
改めて小児期・周産期医療の重要性を覚える研修会でした。
そして、講演終了後には質疑応答も多くあり、盛会のうちに終了となりました。
今回が「平成最後」のねりやくステップアップ研修会となりました。
当会の研修会の歴史は「昭和62年(1987年)」に「医学講座」という名前でスタート致しました。
当時は医薬分業率もまだ10%。間もなくして時代は平成へ。
研修会名も、昨年度まで親しまれた「医薬講座」へ変更されました。
平成12年には第100回、平成21年には第200回。そして昨年度から研修会名を
「ねりやくステップアップ研修会」
と変更し再始動して、現在「第295回」となりました。
医薬講座からねりやくステップアップ研修会という名称にしたのも、薬剤師のこれからの時代での存在価値は「医薬」だけでなく様々な分野に及ぶものでなくてはならない、ということから研修会名称を昨年度変更いたしました。
5月から新しい時代が始まります。
昭和~平成と駆け抜けた練馬区薬剤師会の研修会も、新たな時代に突入いたします。
しかし、時代が変わっても患者さんのために、そして地域のために。
これは変わらないことでしょう。
その一助となるような、薬剤師生涯教育のための研修会を今後も企画・開催して参りたいと思っております。
今後のスケジュール
第296回 令和元年5月14日(火) 練馬区立・区民産業プラザ
(テーマ:アドバンス・ケア・プランニング)
第297回 令和元年6月13日(木) 練馬区役所 アトリウム地下2階
(テーマ:フォーミュラリー)
社保・生涯教育委員会
主担当理事 齋藤英男