このたび、令和7年5月31日付で一般社団法人練馬区薬剤師会(社団化以降)第8代会長に就任いたしました、輿水淳(こしみず じゅん)と申します。
まずは、多年にわたり当会を支えてくださった前任の会長をはじめ役員の皆さま、ならびに日頃より練馬区薬剤師会の活動にご理解とご協力を賜っている会員薬局の皆さま、練馬区、医師会、歯科医師会、関係機関・団体の方々に、心より感謝申し上げます。
さて、薬剤師の使命は薬剤師法第1条に定められているとおり、「薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする」という一点に集約されます。私たちは「医薬品の提供」という普遍的な役割を担いつつ、未病や健康づくりにも積極的に関わり、地域の皆さまが笑顔で健康な暮らしを送り、安心して医療を受けられる環境づくりを最優先に行動しなければならないと考えております。
練馬区薬剤師会は、一貫して区内の薬剤師・薬局が一体となり、地域住民の命と健康を守るためのさまざまな取り組みを推進してまいりました。具体的には、新型コロナウイルス感染症流行時におけるワクチン接種支援や自宅療養者の健康観察支援、練馬区庁舎等における休日・夜間対応薬局での調剤業務、行政と協力した重複・頻回受診者へのフレイル予防・管理を行う保健指導事業、災害時に備えた医療救護所での医薬品管理および訓練、医療支援ができる薬剤師の養成、使用済み注射針の回収事業、禁煙相談を含む健康イベントの運営など、地域におけるセルフケア支援にも力を注ぎつつ、無菌調剤室の共同利用を含む在宅医療支援など、区民の皆さまが安心して暮らせる取り組みを積極的に行っています。
国が推進する「地域包括ケアネットワーク」では、住み慣れた地域で最期まで自分らしい生活を送るために、住まい・医療・介護・予防・生活支援が連携して提供される仕組みづくりが進められ、さらに質的向上が求められています。その一環として、すべての薬局が「かかりつけ薬局」として機能し、地域医療の窓口や健康情報発信の拠点となることが重要です。
練馬区薬剤師会としましては、区内の薬局がかかりつけ薬局としての役割を果たせるよう、練馬区、医師会、歯科医師会、関係機関・団体、多職種の皆さまと連携を強化し、薬剤師の生涯学習支援やさまざまな情報提供を行うことで、区民の皆さまから一層信頼される薬剤師・薬局づくりを後押ししてまいります。
結びに、練馬区薬剤師会の会長として、会員の皆さまのご協力・ご支援を賜りつつ、区民の皆さまの健康増進および安心安全な薬物治療の実現に向けて全力を尽くす所存です。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。